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不動産投資の解り易いレバレッジと資産全体の利回り

世の中にはさまざまな投資がありますが、国債の

ような元本確保したリスクフリーなものから、

不確実性のある不動産、更には株投資など、さま

ざまですが、、

 

今回は、リスクとリターンが中堅の位置にある

不動産投資のレバレッジについて、なるべく解り

易く解説すると共に、資産全体で見た以外な効率

減少も併せてお伝えします!

 

不動産投資の解り易いレバレッジと資産全体の視点

 

 

■仮定:1億円の不動産の利回り(キャプレート)

が6%の場合

手残りは、1億円×6%=600万円ですね。

 

■レバレッジを効かせる為に、銀行から1億円の

不動産に対し、8千万円を期間35年、金利2%で

借入し、残り2千万円を自己資金投資したと仮定

 

借入8千万円に対する、銀行に対する年間の返済額

は(元金+金利合計)3,180,122円です。

 

ローンを借りない場合の手残り600万円を借入と

自己資金割合で按分します。

 

①600万円×8割(借入分)=480万円

②600万円×2割(自己資金分)=120万円

 

銀行は借入8千万円に対する支払いが3,180,122円

でいいですよと言っているわけですから、上記の

①480万円の収入−3,180,122円=③1,619,878円が

余ります。

 

その余った③1,619,878円と自己資金に対する手残

り120万円を合計すると

 

③1,619,878円+120万円=④2,819,878円になります。

 

この④2,819,878円÷自己資金2000万円を計算する

と14.1%に自己資金に対する利回りが跳ね上がり

ました。 

 

これがレバレッジです。

しかし、これには盲点があります。

 

1億円の総資産がある方が前記のように2千万円投資

してレバレッジを効かせても、残りの8千万円を

運用していなかった場合、全体の総資産に対する

利回りは2.82%に減少します。

 

ようするに、資産形成は、資産の一部(枝葉)に

意識が向いて満足していても、資産の全体(幹)

を見て考える必要があるということです。

 

お金を遊ばせるな!ということです。

 

 

執筆者:ちばPMA相続サポートセンター 佐藤 浩之

 

私が不動産投資を学び始めた頃、どのWEBページを

見ても何だかよく分からないな~という印象でした

ので、今回は一般の方でもなるべく解り易く解説し

てみました。

 

しかし、不動産投資にはプレミアムリスク(不確実)

の特徴があり、利回りだけで飛びつかず、不動産

投資に詳しく、具体的な分析ができるパートナーを

見つけて始めて下さいね。    2022.10.2

 

 

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