あなたの実家も空き家予備軍⁈
もし、あなたの実家が持ち家で、現在ご両親が
住んでいても、将来もしかしたらその実家は空き家
になるかもしれません。
近年非常に多くなっているのは、「親が介護施設等
に入居して、実家が空き家となる」というケースです。
実家が空き家になると、心配な事が色々出てきます。
雑草・雨漏り・火災・不法投棄・倒壊の恐れ、などなど。
増加の一途をたどる、そんな空き家を対処するために
『空き家対策の推進に関する特別措置法』が施工
されました。
適切な管理が行われず、放置されていたり、危険の
恐れがある空き家は、行政から『特定空き家等』
に認定されてしまいます。
そして、『特定空き家等』に認定されてしまうと、
その土地の固定資産税が最大で6倍になる可能性が
出てきてしまうのです。
しかし、いざ空き家になった実家を処分しようと
しても、認知症の人が所有している不動産は処分
するのがとても難しくなってきます。
「意思能力を欠く」と判断されてしまう為、
売買契約が締結できないのです。
実家を売却して介護施設費用に充てようと思っていた
のに、親が亡くなるまでずっと立て替え払いし続け
ているケースも少なくありません。
そんな状態を防ぐ為の方法の一つに『家族信託』
の活用があります。
親の判断能力が低下する前から財産の管理・運用・
処分を家族に委託しておく。
そうすれば、その後に親の意思能力が欠如しても、
子の判断と手続きのみでいつでも実家を処分する
ことができます。
執筆者:ちばPMA相続サポートセンター K.N
私も今まで、もしも親が介護施設に入ることになったら、
実家を売ってそのお金を充てようと、漠然と考えて
いました。
『家族信託』の活用にあたっては、相応の初期費用は
掛かりますが、将来空き家になった時の様々な
リスクを考えれば、決して高いものではないかも
しれません。2022.10.15
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