実家の隣の土地の所有者は?
突然ですが、皆さんの実家のお隣の土地の所有者は
だれか?
気になったことがある人はそういないと思います。
しかし、もしかしたらそれが分からず、困ることに
なるかもしれません。
〇土地を売却するために境界の確認をしたいが、
隣接所有者が所在不明で確認が出来ない
〇土地を相続したいので、兄弟で土地を分筆して
分け合おうとしているが、境界の立会ができない
ため分筆登記ができない
〇隣が空き家になっていて、草刈りもされず放置状態
になっている
〇実家の前の道路部分が所有者所在不明の個人名義
になっていて、自宅の土地が公道に面しておらず
再建築ができない状態になっている。
などなど困っている方が最近増えているそうです。
この様な場合、隣接者を探す手掛かりとしては、
まずは登記簿(登記事項)ですが、
〇隣接者が引っ越していても登記簿の住所の変更登記
が行われていない
〇登記名義人が亡くなっているが相続登記が行われて
いない
など、登記簿だけでは隣接者もしくは関係者にたどり
着けないこともあります。
その次の方法としては、
①土地だけではなく建物の登記も調べてみる
②共同担保目録があれば調べてみる
③古い電話帳で電話番号を調べてみる
④お隣の住所地に手紙を送ってみる(転送がかかって
いる場合がある)
⑤ご近所や町内会長、自治会長などに聞き込みをする
⑥条例で迷惑な隣接地(倒壊寸前、雑草、ゴミ等)が
ある場合、行政から連絡を入れてもらえる場合が
あるので相談してみる
それでもダメな場合は、境界確定や分筆登記の場合は
土地家屋調査士に依頼すれば更なる調査をして
もらえます。
執筆者:ちばPMA相続サポートセンター K.N
「隣接者が所在不明」これは、少子高齢化も伴い、
社会問題にもなってきています。
近い将来、相続財産の売却や分筆などをお考えで
あれば、専門家に早めにご相談されることを
お勧めします。 2022.12.3
※上記、掲載内容は投稿時点でのものです。
情報改定や法令改定等により、掲載情報が変っている
場合がありますので、ご確認をお願い致します。