葬儀費用はだれが負担するのか①
葬儀費用はだれが出すのか。
その範囲や負担者について、予め決めておかなければ
相続人間で争いになるケースがあります。
現在の世間の考え方では、
①香典で支払う
②足りなければ相続財産から出す
③足りなければ相続人が相続分に応じて支払う
そのような傾向にあります。
葬儀費用をだれが負担すべきかについて、法律上の
規定はありません。
ですから、次のような様々な考え方があります。
①相続人負担
②喪主負担
③相続財産負担(相続財産から葬儀費用を控除する)
④地域ごとの慣習により決める
故人の葬儀を行うかどうか、どの程度の規模と
費用をかけて執り行うのか。
個人によって様々な考え方があります。
例えば、高価な墓石がいいと思う人もいれば、
納骨堂で十分と思う人もいます。
争いになった場合でも、裁判所の扱いも一律では
なく、個別の事情を考慮してだれが負担すべきな
のかを判断されるようです。
執筆者:ちばPMA相続サポートセンター K.N
四十九日の法要の費用は、葬儀費用に含まれないと
する裁判例もあるようです。
トラブルを回避するためには、葬儀をするにあたり、
事前に相続人できちんと納得するまで話し合う
ことが大事ですね。 2023.3.18
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