あったはずの境界杭がなくなっているけど大丈夫?
「あったはずの境界杭がなくなっている!」
これはどういうことなのでしょうか。
境界標識(コンクリート杭、金属標、
プラスチック杭等)の存在は、過去にお隣さんと
境界で揉めたことがある人以外は、通常は特に
気にして生活することはないと思います。
しかし、
〇土地を売る
〇相続で土地を分筆する
〇新しく塀を作る
こんな時に境界標識の存在が気になりだすものです。
境界標がきちんと残っていれば安心ですが、以前
あったはずの境界標がなくなっている場合、
トラブルになるケースがあります。
〇工事の時になくなる
〇盛土をして深く地中に埋まってしまった
〇車がぶつけて飛ばしてしまった
など、境界標がなくなる原因は様々です。
過去にあった境界標がなくなっていたら、原因を
見つけて早めに境界標の復元・設置をしておいた
方が良いです。
そうしないと、境界と違う場所に塀などの構造物を
作られてしまったりして、大きなトラブルとなって
しまう可能性があるからです。
境界標識の管理は、自己管理が原則です。
お隣の解体工事や建設工事があるのであれば、
〇工事業者から工事前と工事後の説明をきちんと
してもらう
〇ご自身でも自分の目で現地確認する
〇工事でいったん境界標が亡失してしまうならば、
逃げ点を設置してもらう
など、しっかりと業者さんにお願いをしておく
ことが大切です。
また、以前に境界確定測量を行い、実測図や写真が
手元にある場合でも、安心せず、頻度を決めて
境界標を現地で確認することをお勧めします。
執筆者:ちばPMA相続サポートセンター K.N
境界標があれば、お隣が越境してきている場合でも
すぐにわかると思います。
里帰りした時や、4年に一度オリンピックの年に、
など、現地を確認する頻度を決める事。
そして何より、お隣さんと日頃からコミュニケー
ションを取っておく事が大事ですね。 2023.9.2
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