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そもそも相続とはなにか? 

そもそも相続とは何かを具体的に理解する必要が

ありますが、意外と漠然としているものです。

 

相続の基礎となる用語も含めて、相続とは何ぞや

を解説します。

 

 

■相続の定義とは

 

相続とは、個人が死亡した場合に、その者の有し

ていた財産上の権利義務を、その者の配偶者や子

などの一定の身分関係にある者に承継させる制度

のことです。

 

亡くなった人=被相続人といい

財産を受け継ぐ人=相続人といいます。

 

相続人は、被相続人の一身に専属した事以外、

一切の権利や義務を承継します。

 

権利とはプラスの財産のことをいい

義務とはマイナスの財産(借金)です。

 

つまり、相続とは単純にプラスの資産承継だけで

ではなく、借金や連帯保証債務も含めた全ての

財産を包括して承継することが相続です。

 

一身専属権とは、他人に移転できないもので、

例えば、身元保証人の義務や税理士資格など

をさします。

 

そもそも相続とはなに? 

 

 

■死亡には2種類ある

①  本当になくなる死亡と

② 失踪宣告による亡くなったとみなす。

 

 

■過去の経緯歴史

旧民法では、人の死亡以外で相続が発生する

「隠居」という制度がありました。

 

まだ亡くなったわけではないけど、自分は隠居し

て財産は長男に引き継ぐというものです。

 

昔(明治31年)は 『戸主権』家を継ぐ という

制度があり、戦前は家督相続で、長男が一切の

資産を承継することになっていました。

 

その際、兄弟達には、お金や土地を渡して分家させ

るという流れでした。

そして、配偶者には相続権がなかったのです。

 

戦後(昭和23年)民法改正され、相続権が最も

保護されるのが配偶者に変わり、子供達は男女

関係なく平等という法定相続割合という基準が設け

られることになったのです。

 

 

執筆者:ちばPMA相続サポートセンター 佐藤 浩之

 

相続で多く勘違いしているは、被相続人が借金した

債務は、相続人には関係ないと思っている方が意外

にも多いということです。

 

そして、相続前後に分かりづらいのが、連帯保証

債務です。

 

相続してから10年以上経ってから、保証してあげた

人が破産して、債権者から財産を引き継いだ相続人

に請求が来た!なんて事も実務では起こってます。

 

借金を引き継がない限定承認や相続放棄なども視野

に入れ、専門家に相談しましょう。 2023.09.03

 

 

※上記、掲載内容は投稿時点でのものです。

情報改定や法令改定等により、掲載情報が変っている

場合がありますので、ご確認をお願い致します。

 

 

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