これって贈与税かかるの?~家族からの資金援助~①
結婚・出産などのイベントにはお金がつきものです。
場合によっては、親兄弟・祖父母・叔父叔母などからお金を包んでもらうことも多いと思います。
一般的には、タダで得をした人に対して贈与税がかかりますが、お祝い事については非課税とされる傾向にあります。
前提条件としては、次の4つがあります。
①扶養義務者相互間の生活費等の贈与は非課税
扶養義務者とは、自分自身の収入や資産だけでは生活していくことができない親族を、経済的に援助する義務がある人のことをいいます。
一般的なイメージでの家族の範囲と同じと思っていただいて結構です。
家族間での生活費や学費の補填、生活必需品などの購入費用を融通したとしても贈与税は生じません。
②通常の範囲内でのご祝儀などは非課税
③お釣りが出たら課税
例えば、300万円の結婚式の費用として500万円を親からもらって、200万円の貯蓄ができたとします。
この場合の200万円については贈与税の対象となります。
④相場を大きく超えたら課税
ご祝儀に、3000万円包んだ、ソファーとテーブルに1000万円かけた、などと相場から大きく逸脱する金額はだめです。
執筆者:ちばPMA相続サポートセンター K.N
他にどんなものが非課税になるのか、次回お話ししたいと思います。
2023.11.25
※上記、掲載内容は投稿時点でのものです。情報改定や法令改定等により、掲載情報が変っている場合がありますので、ご確認をお願い致します。