これって贈与税かかるの?~家族からの資金援助~③
家族のイベントにつきものの家族からの資金援助について、前回の続きを時系列に沿ってみていきましょう。
⑤出産・入院費用
出産に際し、長期の入院となったり緊急手術になったりすることがあります。
この様な場合の治療費を補填するのは前々回にお伝えした、前提条件①(扶養義務者相互間の生活費等の贈与は非課税)により非課税となります。
但し、入院保険金などがあって、お釣りが出てしまうと贈与とみられるかもしれません。
また、見舞金であれば、前提条件②(通常の範囲内でのご祝儀などは非課税)により非課税となります。
⑥出産祝い
出産祝いは前提条件②(通常の範囲内でのご祝儀などは非課税)により非課税となります。
⑦お年玉
お年玉は前提条件②(通常の範囲内でのご祝儀などは非課税)により非課税となります。
節句や七五三、誕生日などのお祝いも同様です。
⑧家など高額資産の購入
高額な資産については、贈与税の対象となります。
これまでの例と違って、「モノ」として残り、市場があり換金することが可能だからです。
車や貴金属なども同様です。
高額な資産については、夫婦のお金又はローンで買いましょう。
どうしても贈与したい場合は、「住宅取得等資金の贈与税の非課税」で最大1,500万円が非課税となります。
諸条件あるのでご注意ください。
執筆者:ちばPMA相続サポートセンター K.N
以上のように、親子間でも贈与税がかかるときとかからないときがあります。
きちんと理解して区別すれば、節税や相続税の生前対策にもつながります。
2023.12.16
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