象牙の相続について
もし、遺品整理などで象牙が出てきた場合、どうしたらよいのでしょうか。
①象牙そのものの場合
まず、象牙の牙そのものであれば登録が必要です。
登録先は、一般財団法人自然環境研究センターというところです。
相続により取得した場合は、相続人が新たな取得者として登録する必要があります。
登録しないことに対する刑罰はありませんが、未登録の象牙を売買した場合には刑罰があります。
相続した後に税金を納めるために売却する場合などは要注意です。
相続税の計算については、質屋あたりで鑑定してもらって相続税を計算します。
数社鑑定に出して、一番安い額で申告するのがポイントです。
②象牙の印鑑の場合
印鑑は牙そのものではない加工品なので、登録は不要です。
掘り直しができるので、印鑑を作り直して有効活用して頂ければと思います。
掘り直すと数㎝短くなりますが普通に使えますし、象牙は新規購入ができないので貴重です。
執筆者:ちばPMA相続サポートセンター K.N
象牙は芯が一番高価で、周りに行くほど安くなります。
芯に近いほど固く、朱肉のノリが良いとされています。
もしご家族で象牙の印鑑をお持ちの方がいらっしゃれば、「象牙は今値上がりしてるみたいよ」と、相続対策などの話のきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
2024.1.13
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