相続クイズ22 相続財産のプラスとマイナス
遺産は、
❶現金1億円 ❷不動産1億円 ③借金2億円
とします。
遺言書で、
❶現金は長男 ❷不動産は次男 が相続しました。
③借金2億円 は、銀行との話し合いで次男のみが債務者となり、長男は債務者から抜けました。
この場合の相続税はいくら?

答. 長男770万円 次男なし
●長男分の遺産は、1億円(現金)
●次男分の遺産は、マイナス1億円(不動産1億円、借金2億円)
と、なりますが、相続税の計算上は、
長男分1億円+次男分マイナス1億円=遺産ゼロ
という計算にはなりません。
相続人の一人が相続した財産がマイナスの場合、相続税の計算上は「マイナス」ではなく、「ゼロ」として扱います。
執筆者:ちばPMA相続サポートセンター K.N
よって、相続税上は、
長男分1億円+次男分ゼロ=遺産1億円
と計算し、相続税は2人合計で770万円となり、それを長男が負担します。 2025.6.21
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