相続対策と養老保険
生命保険は、相続対策に有効と言われています。
生命保険には、終身保険・定期保険・養老保険などがありますが、今回は養老保険が相続対策に向いているのかどうかを考えたいと思います。
「養老保険」とは貯蓄も兼ねた、満期のある生命保険です
万が一、満期を迎える前に被保険者がお亡くなりになった場合は、死亡保険金が受取人に支払われます。
そのため「養老保険」は、満期前であれば相続対策として有効であると言えます。
しかし、満期を迎えると満期保険金が支払われて契約が終了します。
満期保険金としてもらった現金は、死亡保険金の相続税非課税枠も適用できず、遺産分割協議の対象外にもなりません。
よって、「養老保険」は相続対策には向いてないといえるでしょう。

執筆者:ちばPMA相続サポートセンター K.N
もともと「養老保険」は、まだまだ元気でいられる時期に満期を設定をして、満期保険金をもらったら何か楽しいことに使おう、と考えて加入する場合も多いのではないかと思います。
相続対策に関しては、「養老保険」に入っているからと安心せず、相続対策により向いている「終身保険」も検討してみてはいかがでしょうか。 2025.10.4
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