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賃貸物件の借り方ガイド⑩

株式会社LIFULLが物件の借り方ガイドについて記事がありましたので、ご紹介します。


賃貸物件の現状確認書である「入居時チェックリスト」とは?

賃貸物件を借りると、契約時に現状確認書、一般に「入居時チェックリスト」や「現況確認書」と呼ばれる書類を渡されることがあります。
入居直後は、部屋の片付けで毎日大忙しです。入居時チェックリストなど記入しているヒマはないかもしれませんが、入居時チェックリストは提出しておくと、将来退去する際にとても役立ちます。

入居時チェックリストの役割は、入居当時の部屋の状態を記録することです。入居者は、自分の入居時の現状を報告することで、退去する時の敷金精算におけるトラブルを防止することができます。

入居時のチェックを行う上で注意したいポイントを2つご紹介します。

家具を運び込む前に行う

家具を部屋に入れてしまってからでは、家具に隠れて見えなくなってしまう部分が増え、確認がはかどりません。引越し当日ではなく、契約を終えてカギをもらったらすぐにでもチェックするべきです。

目に留まらない部分の不具合も見逃さない

目につきにくい部分は、特に念入りに調べましょう。とりわけ気をつけたいのは、水回りです。

お風呂、洗面所、キッチンの流し台など、しばらく水を流しっぱなしにして、詰まりや水漏れなどが起きないか確認しましょう。排水溝や水道管の内部までは目で確認することができないため、こうしないと不具合の有無は分かりません。

さらに、部屋中の扉、引き出しをすべて開け閉めし、建て付けの悪さや異音がないかを確かめます。

入居時チェックリストを巡るトラブルの多くは、入居者が「もともとあった傷や不具合だ」と主張することに対して、不動産会社や大家さんは「入居者の過失による傷や不具合だ」と主張することで起きます。

問題がこじれないで済むためにポイントを3つ覚えておきましょう。

・問題の箇所を写真に撮る
・入居チェック表を残しておく
・メールを活用して連絡の記録を残す

不動産会社や大家さんも、入居前には室内の状態はチェックしていますが、細かな傷や生活に支障がない程度の不具合については、記録や記憶に残らないこともあるので、自分自身の責任範囲を明確にして、適正な敷金精算を行うためにも、「入居時チェックリスト」を提出することをおすすめします。

賃貸物件の借り方ガイド

執筆者:ちばPMA相続サポートセンター Y.S

引越しでバタバタしているときには面倒な作業かもしれませんが、入居時チェックリストを作成していないと、退去時に思わぬトラブルに発展する可能性がありますので、ぜひ、おこなっておきましょう。

2025. 10.20

※上記、掲載内容は投稿時点でのものです。情報改定や法令改定等により、掲載情報が変っている場合がありますので、ご確認をお願い致します。

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