ISRコンサルティング管財

相続税対策するための事前準備は何があるのか?

財産を相続する際に「誰に、何を、どの位」相続させたいのかを決めるには、まず、相続財産を評価する必要があります。評価するには順番がとても大事です。順序よく整理すれば分割対策・納税対策・節税対策に対して何から対策すべきかが見えてきます。

相続対策の5つの準備項目

①まずは、誰が法定相続人になるのかを特定する必要があります。というのも日本の相続税は相続財産に対し、法定相続人の割合で計算される独特な計算方法だからです。

 

②次に、実際の相続財産を把握して整理する必要があります。財産と一概にいっても、さまざまな財産があります。出来れば一覧表にして整理し、一年に一度は見直すことをお勧めします。

 

③そして、相続する財産の評価額を概算で算出しておきます。相続対策は、まだ相続が発生する前に行うものですから、将来に向けて時間と共に変動する財産評価額は概算でいいのです。

 

④ここまでの準備が出来たら、次にその時点での概算相続税を算出してみます。対策時点で実際に相続が発生した場合、いったい幾らの相続税を納める必要がるのかを認識します。

 

⑤最後に、前記順番で把握できた財産評価を基に、遺産分割対策、納税資金対策、節税対策に対して優先順位を決めて検討し、現時点で出来る最も有効な対策を実際に実行します。

 

どうですか?何となく、やるべきことの全体像が見えてきましたね。一見、大変そうに見えますが、一度、財産を整理すると次回から作成した財産一覧を見ながら変動した財産に対して、対策が必要か否かを判断すればいいので、まずは熱いコーヒーでも飲みながら始めてみて下さい。各順番の詳細については別のコラムで掲載します。

相続支援コンサルタント 佐藤 浩之

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