不動産を評価する為に必要な書類と入手先は?

みなさんが所有する財産の大半が不動産といわれています。では、その不動産を評価するにはどんなものが必要なのか?一生に何度も売買することがない不動産の為、いざ評価する資料を集めましょう!と言われてもどうしたらいいのか解らないですよね・・

 

不動産を評価する際の書類一覧

① 固定資産税納税通知書

一番、身近なところにあるものが固定資産税納税通知明細書です。毎年、5月頃に横長の複数枚の納税通知が市町村から送られてきますよね。そこに不動産の評価額が記載されていますので、その評価額をもとに家屋は評価されます。

 

② 固定資産税評価証明書・名寄せ帳

市役所の固定資産税課等に出向き取得できるものです。評価証明書の内容は年税額と評価額が記載されています。聞きなれないのが名寄せ帳ですね。名寄せとは、その市町村内に保有している全ての不動産を一覧にしたものです。いくつも不動産があって、全体がよく解らない、なんていう方にはピッタリな一覧です。

 

③ 登記簿謄本・公図・測量図

最寄りの法務局に出向き、1通450円~600円程の印紙を納めると取得できる不動産の登記詳細情報です。これは、前記①②では解らない共有名義がどうなっているのか?また、第三者の権利(低当権や差押え等)の詳細がわかります。尚、公図は地番を特定するもので、測量図は土地の正確な形や地積を表すものです。

④路線価図・倍率表

土地を評価する基準となるものが路線価格です。これはインターネットで「路線価格」と検索して頂き、当該不動産の住所を絞り込むと表示される、道路に価格が付いているものです。市街地郊外では路線価格が掲載されてない地域がありますが、その地域は固定資産税評価額に倍率表記載の倍率を掛けて土地の評価を算出します。

 

少々、専門的な書類の説明になってしまいましたが、分かりにくい場合には、お気軽にご相談下さい。弊社は不動産業を生業にしておりますので得意分野です。

相続支援コンサルタント 佐藤 浩之

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