ISRコンサルティング管財

令和5年 新年のつぶやき

定 義

 

「俺のところは不動産売買と賃貸管理をすることだ」

最近、この会社の影はなくなった。

自分のところは大丈夫だろうか、ふと胸の鼓動が激

しくなる。

 

まだらな天井を仰ぎ、目を閉じると、開業から継続

してきた売上の柱である売買仲介業の仕事が激減し

てきている光景が、まぶたの後ろに浮かんだ。

 

一日の業務を終え、うす暗い事務所で明るくなるま

で考えた。このままでは影さえ薄らぐ… 

朝方の答えは意外にも簡単だった。

「参入しやすい市場=レッドオーシャン」

今では大体的にコマーシャルを打つ大手企業が支配

する世界だ。

 

 

少し前まで賑わった、天井からぶら下がったザルに

小銭を入れ、え~~~いらっしゃい!らっしゃい!

らっしゃい!と、浅黒い顔で、ねじり鉢巻きをし、

しゃがれた声で大根を売る店主、あの商店街は大型

スーパーの波に飲み込まれ、今では、ほとんど当時

のような よき、騒がしい風景は目にしなくなった。

 

我が社も、商店街のねじり鉢巻きのように… 

ふと我に返ると自社定義は「不動産売買と賃貸管理」

と決めつけていた。この定義を「顧客の長期にわた

る成功に貢献」と定義し直した結果「相続サポート」

という結論に至った。

 

ただ、相続の現場はカバーする範囲が広すぎて

日々ノウハウや知識のインプットに明け暮れる。

でも、未来の顧客に貢献する姿を頭上に浮かべ

なぜか楽しい。

 

 

友人や夫婦間であっても、自分の中での「定義」は

時には人生をも棒に振り、無意識に孤独を選択する

ことさえある。自分がやりたいことよりも

「相手にとってどうであるか」の視点切り替えは、

定期的な棚卸が必要だろう。

令和5年 小刻みジャンプの兎に便乗し耳を広げたい。

               執筆 佐藤 浩之

 

 

令和4年 新年のつぶやき

 

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