火災保険とは③
火災保険についてお話してきましたが、実際、どのような火災保険に入ればよいのでしょうか。
各保険商品は基本的な補償内容や特約でつけられる補償オプションなど、保険会社によって補償範囲は同じとは限りません。
それによって保険料もさまざまです。
たとえば、日常生活での水回りのトラブルや、玄関の鍵開けの対応が無料で受けられる、などの付帯サービスにも違いがあります。
火災保険には「基本補償」と「オプション補償」があり、自分の希望により選択することができるのです。
補償内容は「火災、落雷、破裂または爆発」「風災、雹(ひょう)災、雪災」をはじめ、「水災」「建物の外部からの物体の落下、飛来、衝突」「水濡れ」「騒擾(じょう)または労働争議」「盗難」「不測かつ突発的な事故」などがあります。
保険商品によって対象の範囲は変わりますので、事前の確認が必要です。
ローンを組む銀行や不動産会社から火災保険を進められることも多いと思いますが、これらの補償の中から、自分にとって必要な補償を選ぶのが良いと思います。
実際にどのような補償が必要かは、居住地域の特性や建物の構造などで考えましょう。
河川に近い地域では、台風や暴風雨による河川の氾濫や洪水が起こるリスクが高く、山林に近い地域は土砂崩れによる被害を受ける可能性が高いため、洪水や土砂崩れなどの水災被害が対象となる水災補償をぜひ検討してみると良いと思います。
戸建て住宅は低層であるため、空き巣の被害を受けやすかったり、交通量の多い道路に面してれば「盗難」や「建物の外部からの物体の衝突」の補償を考えてみましょう。
このように、さまざまな特性を考慮しながら火災保険を検討する必要がありますが、補償を手厚くするとその分保険料も高くなります。
自分に必要な補償を見極めて入ることをお勧めします。
執筆者:ちばPMA相続サポートセンター Y.S
我が家が家は近くに河川がなかったので、水害は最低限の保障にしましたが、
昨今の大雨被害を考えるともう少し保証範囲を増やすべきかも?と思ってます。
2023.12.04
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