ISRコンサルティング管財

わかりやすい相続対策 ②相続財産の評価2-12

第2 財産の把握について-12

資産は常に見える化する必要があります。見えていれば全体像が掴め柔軟な対策ができる基盤となります。全体像を見ないで相続対策を始めようとすることは、鏡を見ないで化粧をするのと一緒です。では、その欠かせない鏡についてふれてみましょう。

 

財産一覧表(鏡)作成時のポイントとは

必ずくる相続に対して、早い段階で準備が必要です。まずは現状の財産と債務の全体を把握する必要があります。出来れば毎年、財産一覧を作成し見直しを行いましょう!

 

<財産一覧の記載例>

財産の種類・財産額(課税価格) ・配偶者  ・子供1  ・子供2  ・子供3

自宅土地・・・・・・○○万円  ○○万円  ○○万円  ○○万円 ○○万円

自宅建物・・・・・・○○万円  ○○万円  ○○万円  ○○万円 ○○万円

上場株・・・・・・・○○万円  ○○万円  ○○万円  ○○万円 ○○万円

預貯金・・・・・・・○○万円  ○○万円  ○○万円  ○○万円 ○○万円

借入債務・・・・・・○○万円  ○○万円  ○○万円  ○○万円 ○○万円

 

上記のように縦列に財産種別、横列に全体価格を先頭に、誰にどの位わけるのかを決めて、概算を記載します。エクセルなどを使って整理すると便利ですね。

一覧表作成時のポイントとしては、土地家屋は用途ごと(自宅用、貸付用、空家、遊休地等)に分類します。預貯金は金融機関(口座別)に区分しておくといいでしょう。また、有価証券は種類と銘柄ごとに記載しておくと判別し易いです。

 

この一覧表を別の視点からいうと、会社の決算書と同じです。法人は毎年決算期に貸借対照表や損益計算書を作成し、一般販管費に無駄がないか等を見直し、年間を通して赤字か黒字かを数字で確認して次期に向け戦略を練り直します。その個人版と思って下さい。いつやるのか「今でしょう!」です。

相続支援コンサルタント 佐藤 浩之

 

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